住宅設備図鑑No.006

水栓

Range Hood

キッチン水栓は、水やお湯を出すだけでなく、食材を洗う、鍋に水を入れる、シンクを流すといった作業を支える設備。操作方法や吐水の切替、シャワーホース、浄水機能など、製品によって備える機能が異なる。

水栓単体の見た目だけでなく、シンクや普段使う道具と合わせて考えたい。

スクロールできます
費用使い勝手手入れ設置条件
★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆★★★★☆

※星が多いほど、その場所を計画するときに慎重な検討が必要となる。

キッチン水栓とは??

キッチン水栓は、水とお湯を混ぜて吐水する混合水栓が一般的。レバーで吐水・止水や温度を操作するタイプのほか、センサーで吐水・止水するタッチレス水栓、浄水カートリッジを備えたタイプなどがある。

水栓を選ぶときは、本体の機能だけでなく、吐水口の高さと長さ、操作部の位置、シャワーホースの有無も確認したい。たとえば、背の高い鍋や水筒へ水を入れる場合、吐水口の下に十分な空間がなければ、シンクへ傾けて置く必要がある。

POINT
  • 水栓の高さと吐水口の長さで、鍋や水筒の扱いやすさが変わる
  • タッチレスでも、温度や水量は手動レバーで調整する製品がある
  • 浄水機能付きは、カートリッジの交換方法と入手先まで確認

主な種類と違い

シングルレバー水栓

一本のレバーで吐水・止水と温度調整を行う、一般的なタイプ。操作が直感的で、電源を必要としない製品が多い。

レバーをどの方向へ動かすと水やお湯が出るかは製品によって異なる。使い慣れた操作と違う場合もあるため、ショールームなどでレバーの動きを確かめておきたい。

タッチレス水栓

センサーに手や食器をかざして、吐水・止水を行うタイプ。調理中に水栓へ触れずに操作できる製品がある一方、温度や水量の調整はレバーで行う仕様もある。センサーだけですべての操作ができるとは限らない。

センサーの位置や反応範囲も製品ごとに異なる。水栓の前でよく行う作業を思い浮かべ、意図しないタイミングで吐水しないか、展示品で操作を試したい。

ハンドシャワー・浄水機能付き水栓

吐水口を引き出せるハンドシャワーは、シンクの隅へ水を流したり、大きな鍋を洗ったりするときに使いやすい。浄水機能付きには、水栓の先端や本体にカートリッジを内蔵するタイプ、シンク下にカートリッジを置くタイプなどがある。

ホースの引き出しやすさやカートリッジの交換方法は仕様によって異なる。交換用カートリッジの適合品も水栓ごとに異なるため、購入後に同じものを継続して入手できるか確認しておきたい。

浄水と原水で、使い心地が同じとは限らない

浄水機能付き水栓では、浄水と原水を切り替えて使う製品がある。浄水カートリッジの種類によっては、浄水時の流量が原水時より少ない仕様もある。浄水を鍋やポットへ多く使う家庭は、切替方法だけでなく、浄水時の流量も製品資料で確認したい。

選ぶときに役立つ三つの視点

大きな鍋や水筒を吐水口の下へ置けるか

水栓の高さだけでなく、吐水口の位置とシンクの深さを合わせて見る。高さのある電気ポットをシンクへ置いたら吐水口の下に入らず、給水しにくかったというケースもある。

現在使っている鍋や水筒の中で、特に高さのあるものを基準にすると判断しやすい。

吐水の広がり方がシンクに合うか

吐水位置がシンクの中央から外れていたり、吐水口が低くて水が当たる場所が限られたりすると、大きな調理器具を洗うときに扱いにくくなる。

シャワー吐水は広い範囲を流しやすい一方、シンクの形状や水量によって水はねの感じ方が変わる。展示では水が出る位置と広がり方を確認したい。

センサーとレバーを使う動作が合うか

タッチレス水栓でも、センサーで水を出し止めし、温度や水量はレバーで調整する仕様がある。

調理中にレバーへ触れずに操作したいのか、毎回温度や水量を細かく変えたいのかで、使いやすさは変わる。センサー位置だけでなく、レバーの操作も試して選びたい。

購入前の確認と注意点

取り付け穴と水栓の仕様を照合する

水栓には、ワークトップに取り付けるタイプや壁に取り付けるタイプなどがある。

新築ではキッチンの仕様に合わせて選ぶが、施主支給や将来の交換を考える場合は、取り付け穴の数や位置、給水・給湯の接続方法が適合するか確認する。見た目が似ていても、そのまま取り付けられるとは限らない。

タッチレスの電源方式と停電時の操作を確認

タッチレス水栓には、電源を使う製品や乾電池を使う製品がある。電源の種類だけでなく、停電や電池切れのときに水を使えるか、手動操作へ切り替えられるかも製品ごとに確認したい。

新築時に電源が必要な製品を選ぶ場合は、キッチン側の電源計画と合わせて検討する。

浄水カートリッジの交換方法と購入先を調べる

浄水機能付きは、カートリッジの交換時期だけでなく、交換する場所と手順も確認する。水栓内部で交換するタイプと、シンク下で交換するタイプでは、作業姿勢や収納への影響が異なる。

また、適合するカートリッジや購入先は水栓によって異なるため、採用する品番まで確かめておきたい。



ひつヤギ君

タッチレスにすれば、温度も水量も手をかざすだけで変えられるの?

じギィ博士

製品によるぞ。吐水と止水だけをセンサーで行い、温度や水量はレバーで調整する水栓もある。よく使う動作を確かめてから選ぶのじゃ。

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