はじめまして。家pediaを運営しているgansonです。
私は建築士でも、住宅会社に勤める専門家でもありません。これから家を建てたいと考えている、ごく普通の会社員です。
ただ、家づくりに使える予算には限りがあります。
お金に余裕があれば、すべてを理想どおりに選べるかもしれません。しかし現実の家づくりでは、屋根、断熱、窓、耐震性、間取りなど、限られた予算の中で何を優先するのかを決めなければなりません。
後悔しないためには、住宅会社にすべてを任せるのではなく、自分でも判断できるだけの知識が必要だと感じました。
そこから住宅について調べ始めた結果、まだ家は建っていないのに、知識ばかりが増えていきました。
せっかく学んだことを自分の中だけにため込むのではなく、整理して発信することで理解を深めたい。そして、同じように「家を建てたいけれど、予算も知識も十分ではない」と悩んでいる人の助けになればと思い、家pediaを始めました。
調べるほど、分からないことが増えていった
家づくりについて調べ始めると、すぐに専門用語の壁にぶつかりました。
「耐震等級3なら安心なのか」
「屋根材は結局どれが長持ちするのか」
「高断熱住宅なら夏も涼しいのか」
「窓は樹脂サッシを選べば正解なのか」
一見すると簡単そうな疑問でも、調べてみると一つの答えでは片づけられません。
住宅会社のサイトには、その会社が得意とする工法や商品が紹介されています。メーカーのカタログには、自社製品の長所が分かりやすく並んでいます。
どれも参考になる一方で、初心者にとっては「結局、自分は何を基準に選べばよいのか」が見えにくいと感じました。
そこで、複数の資料を読み比べながら、自分なりに情報を整理するようになりました。
気がつけば、まだ家は建っていないのに、住宅の知識ばかりが増えていました。
たまった知識を、図鑑にする
せっかく調べた知識も、自分の中だけに置いておけば、時間がたつにつれて忘れてしまいます。
一度理解したつもりでも、文章にしようとすると説明できない部分が出てきます。もう一度調べ直すことで、知識の間違いや思い込みに気づくこともあります。
そこで始めたのが、家づくりの知識図鑑「家pedia」です。
学んだことを整理して公開することで、自分自身の理解を深める。そして同時に、家づくりで同じように困っている人の助けになればと考えています。
家pediaが目指しているもの
家pediaは、住宅会社を紹介するサイトでも、特定の商品だけをおすすめするサイトでもありません。
屋根、窓、断熱、構造、外壁、間取り、住宅設備など、家づくりに登場する知識を一つずつ整理するサイトです。
目指しているのは、専門用語を並べた辞書ではありません。
初めて家づくりをする人が、
- それはどのようなものなのか
- どんな仕組みになっているのか
- 何が優れているのか
- どこに弱点があるのか
- 自分の家に必要なのか
を、順番に理解できる図鑑です。
難しい内容も、身近な例やイラストを使いながら、できるだけ直感的に分かる形へ置き換えていきます。
「正解」ではなく、判断材料を集める
家づくりには、すべての人に当てはまる正解がありません。
性能を優先する人もいれば、価格やデザインを優先する人もいます。住む地域や家族構成によっても、必要なものは変わります。
高性能なものが、必ずしもその人にとって最良とは限りません。価格が安いものにも理由があり、高いものにも弱点があります。
そのため家pediaでは、「これを選べば絶対に正解」と決めつけるのではなく、それぞれの特徴や違いを整理します。
ただし、何でも「人によります」で終わらせるつもりもありません。
調べた内容から判断できることは、理由とともにはっきり書く。そのうえで、読者自身が予算や希望に合わせて選べるようにする。
それが家pediaの役割だと考えています。
情報を発信するときに大切にしていること
家pediaでは、できる限り次のことを意識して記事を作成しています。
- メーカーの公式資料や公的機関の情報を確認する
- 一つのサイトだけを根拠にしない
- メリットだけでなく、デメリットや注意点も載せる
- 商品名と一般的な名称を混同しない
- 専門用語は、初心者にも分かる言葉へ置き換える
- 分からないことを、分かったように書かない
私は住宅の専門家ではありません。
だからこそ、専門家の言葉をそのまま並べるのではなく、「初めて聞いた人には、どこが分かりにくいのか」を忘れないようにしています。
なお、住宅の性能や施工方法、保証内容などは、メーカーや商品、建築時期によって異なります。記事の内容は家づくりを考えるための入り口として利用し、最終的な判断では最新の公式資料もご確認ください。
家づくりは、知っている人ほど強い
家づくりでは、知らなかったことに後から気づいても、簡単にはやり直せない場合があります。
すべてを専門家と同じレベルまで理解する必要はありません。
それでも、選択肢の違いを知り、質問できるだけの知識を持っていれば、家づくりの進め方は大きく変わります。
家pediaが、難しい住宅知識をひも解く最初の一冊になり、限られた予算のなかで納得できる家を考える助けになればうれしく思います。
家づくりの知識を、ひとつずつ。
これからも、調べたこと、理解できたこと、そして新しく気づいたことを、この図鑑に追加していきます。
